新制度での銀行持ち株会社の枠組み【拡大】
今回の規制緩和では、持ち株会社傘下における事業会社の範囲を広げる。どこまで広げるかは今後詰めるが、「本業の健全性を傷つけず、金融を補完してシナジーが得られる分野」(金融庁)とする方向で、ネット通販や電子マネーなど金融と親和性の高いIT分野が検討されている。地方銀行の再編も念頭に業務範囲など見直しも行い「グループ経営を効率的にできるようにする」(金融庁)という。
EC拡大が後押し
規制見直しを後押ししたのは電子商取引(EC)の拡大。経済産業省の調べでは、電子商取引の国内市場規模は13年に約11兆円と5年間で約2倍になった。米国では、決済を中心としたIT分野の技術革新が進み、ベンチャーへの出資や買収を活発化させている。米金融大手JPモルガンチェースのダイモン最高経営責任者は「これからの銀行の競争相手は銀行ではない。グーグルやフェイスブックだ」と話す。