■首相訪米前に「決着」
日本はTPA法の成立を待たずに、日本の重要農産品の関税などをめぐる日米協議を前進させ、安倍晋三首相が訪米する4月下旬からの大型連休前には決着させたい考え。その上で、TPA法の早期成立を前提に12カ国の閣僚会合を開き、交渉全体の大筋合意に持ち込むシナリオを描く。
しかし、東京都内で今月6日まで開かれた日米の事務レベル協議は「難しい問題が残ると同時に、新たに認識された問題が出てきている」(大江博首席交渉官代理)という状況で、TPA法がいつ成立するかもメドが付かない。交渉はこれまでも、たびたび漂流の可能性が指摘されたが、いよいよ懸念が現実味を増している。