【上海=河崎真澄、ベルリン=宮下日出男】中国財政省によると、ドイツ、フランス、イタリアの3カ国が17日、中国が主導して年内にも設立予定の国際金融機関「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」に参加を申請すると発表した。英国による12日の参加申請に続く動きで、先進7カ国(G7)のうち欧州4カ国が参加を表明したことで、AIIBとは一線を画す日米と溝を深めている。
中国財政省はドイツなど3カ国の参加表明を「歓迎する」との声明を発表。AIIB参加表明国はこれで計31カ国になった。中国は3月末までの表明国をAIIB創設メンバーに加える予定で、月内にさらに申請が増える可能性がある。
中国はG7で残されたカナダへの働きかけを強めている。先進国ではニュージーランドが参加を決めているほか、オーストラリアが最終検討に入っている。
ドイツ財務省も17日、フランス、イタリアを加えた3カ国がAIIBに参加するとの声明を発表。この中で、AIIBがアジアのインフラ整備の支援に「重要な役割」を果たすと強調し、設立時から参加することで新たな国際金融機関の組織統治で「最善の基準と実践」が確保されるよう支援する考えを示した。