しかし、牛肉産業の規模で勝る米国の潜在力は大きい。リーさんは「日本で和牛の価格が高いのは土地の広さの制約などで生産量が限られているから。米国で米国産和牛の生産が増え、日本でも浸透すれば、日本人は望むだけの和牛を今よりも安い値段で買うことができるようになる」と話している。
【用語解説】アメリカン(米国産)和牛
米国和牛協会によると、米国産和牛の発祥は1975年に持ち込まれた2頭の黒毛和種と2頭の褐色和種。その後も日本から和牛輸入が続き、日本の農林水産省は97、98年の2年間には生体128頭、精液1万3千本が米国に輸出されたとしている。日本はその後、和牛の遺伝資源の保護を進め、99年以降は米国への和牛輸出は行われていない。和牛生産で先行する豪州産和牛も米国から持ち込まれた和牛が発祥とされる。