現地英字紙コリア・ヘラルドによると、1~3月のドイツ勢のシェアは69.7%で前年同期から3.0ポイント縮小した。その一方で、トヨタ、ホンダなど日本勢が0.5ポイント拡大して11.8%となったほか、ジャガーやランドローバーなどの英国勢も1.4ポイント拡大の6.8%、プジョーなどフランス勢も1.5ポイント拡大の2.5%となった。
KAIDAは、こうしたシェアの変化にも選択肢の多様化を求める韓国の消費者心理が反映されているとみる。また、今年の外国車の新車販売台数は前年比9.5%増の21万5000台の突破が確実だと見込んでいる。
ある外国メーカー幹部はKAIDAの予想を控えめだとし「KAIDAの販売目標は尊重するが、もっと上を期待している」と述べた。今年は外国車のシェアが20%を突破するとの見方もあり、巻き返しを図る現代自動車や傘下の起亜自動車など地場勢の動きと合わせて、同国の自動車市場に韓国内外の注目が集まりそうだ。(ソウル支局)