軽減税率 自公隔たり、続く綱引き 制度設計を7つの視点で検証 (3/3ページ)

2015.5.28 11:26

与党税制協議会で挨拶する自民党の野田毅税調会長。左は公明党の斉藤鉄夫税調会長=27日午後、衆院第2議員会館(酒巻俊介撮影)

与党税制協議会で挨拶する自民党の野田毅税調会長。左は公明党の斉藤鉄夫税調会長=27日午後、衆院第2議員会館(酒巻俊介撮影)【拡大】

 軽減税率導入までの暫定措置と位置付ける「簡素な給付措置」は、対象を低所得者に絞るため逆進性の緩和につながるほか、予算額も27年度で1320億円と比較的少ない規模にとどまる。野田会長は「逆進性だけで考えるとミスリードとなるが、乗り越えなければならない大きな課題だ」と述べた。

 与党は今秋までに制度の最終案を固める方針だ。だが、着地点を見いだすのは容易ではなく、両党の綱引きは続きそうだ。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。