一方、今回の会合でEUとギリシャが妥結すれば、「ギリシャはEUから凍結されていた約72億ユーロ(1兆円)の融資を受け取ることができ、市場のリスク回避姿勢は弱まる」(みずほ証券の金岡直一FXストラテジスト)。
東京金融市場では再び円安・株高が進んでITバブル期の高値(2万833円)超えも視野に入ってくる。ただ、ギリシャは夏場に大量の国債償還を控えているため、もう一段の金融支援が必要。このため、世界の金融市場が再びリスク回避姿勢を強める展開もありそうだ。
また、今回のユーロ圏財務相会合では明確な結論が出ず、IMFがその場しのぎで返済期限を数カ月猶予するなどして、ギリシャと債権者側の交渉がずるずる長引く可能性もある。そうなれば、「上値が重くなる展開が続きかねない」(野村証券の尾畑秀一マーケット・エコノミスと)との指摘もある。