MERS流行の影響で閑散とするソウル最大の繁華街「明洞」。韓国の経済指標は悪化している(共同)【拡大】
6年ぶりの輸出、2桁マイナス
韓国の輸出は今年1月にマイナスに転じ、月を追うごとに減少幅は拡大。4月は8・1%減と2013年2月以来の落ち込みを記録し、5月は10・9%減と6年ぶりに2ケタのマイナス成長となった。
ただ、輸出低迷が経済全体の足を引っ張っているという単純な話ではない。韓国経済には日本や欧米にはない「歪さ」があり、それを歴代政権が改善せず、放置してきたことが今の厳しい状況の最大の原因だ。
財閥重視・優遇で経済成長
韓国ではサムスン電子や現代自動車など10大財閥が国内総生産(GDP)の約7割を占めており、そのほとんどが製造業だ。
歴代政権はこれまで財閥を重視、優遇することで経済成長を果たしてきたといっても過言ではない。つまり、韓国が為替介入によってウォン安誘導してきたのは公然の事実である。