経済・財政再生計画、強気シナリオにリスク 骨太方針に「死角」は? (2/4ページ)

2015.7.1 07:02

 内閣府の2月時点の試算によると、「名目GDP成長率3%」のケースで税収は16年度に56兆4000億円となり、18年度は63兆8000億円、20年度には68兆4000億円にまで増加。一方で15年度に23兆5000億円だった国債費も、金利の上昇で20年度には37兆円に増大すると見込んでいる。

 日銀の異次元緩和で金利は低水準で推移しているが、安倍晋三首相が目指すデフレ脱却が実現すれば物価上昇に伴う歳出の膨張といった懸念も浮上する。

 経済・財政再生計画の行方は日銀の政策にも大きな影響を及ぼしかねない。市場関係者は「日銀は、PBの黒字化を目指す20年度まで大規模金融緩和をやめられなくなった」と懸念する。財政再建の前提として、低金利が保たれ、2%程度の物価上昇が安定的に続くことが求められているからだ。

 日銀は、16年度前半ごろに2%の物価上昇目標を達成すると想定している。そうなれば、金融緩和の縮小や終了を見据えた「出口」論が活発化する見通しだ。

「成長頼みの財政再建策では財政規律が緩む」との声も上がる

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