白は日本で流通するビールとは異なり、アルコール度数は低く、軽い味わいで水代わりに飲めるのが特徴。市場調査による上海市民の嗜好(しこう)データを基に中谷氏がつくりあげたが、設計の骨格はスーパーホップスに近い。発泡酒開発というブレークスルーが、世界で戦える商品の開発を誘引した格好だった。
中谷氏の京都大学の後輩でサッポロビールの技術者だった柏田修作氏が、発泡酒の基礎技術をベースに2003年に開発したのが第3のビール「ドラフトワン」。麦芽を一切使用せず苦味を抑えたのが特徴。ドラフトワンの開発に協力し研究部で柏田氏と隣席だった三谷優氏は、サトウキビ残渣から複数の微生物の発酵で水素を生成する技術を生み出した。
「バイオ水素」とも呼ばれ、すでにブラジルでエネルギーメジャーのペトロブラスと実証実験に入っている。