ベトナム、電力市場自由化に移行 公社の独占に終止符 (2/2ページ)

2015.9.3 06:44

 ベトナム政府は電力市場を段階的に自由化する方針を掲げており、16年に卸売市場自由化の試験運用を開始したあと、検証を続けて19年の本格的な自由化を目指す。最終的な目標は21年の電力小売り自由化だ。

 電力規制庁(ERAV)は、この改革で複数の買い手が供給元をそれぞれ選択できるようになることで市場原理が働き、電力料金値下げなど大きな変化が生まれるとしている。電力関連の各社がコスト低減とサービス水準の向上に努めることで消費者が利益を得られるとの考えだ。同庁幹部は「新しい市場メカニズムによって電気料金にも大きな変化が訪れるはずだ」と述べた。ERAVによると、同庁は合計発電容量3760万キロワットの発電所107カ所を管轄しており、全体の40%に相当する合計容量1490万キロワットの発電所60カ所が電力市場を形成しているという。(シンガポール支局)

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