【ニューヨーク=桑原雄尚】安倍晋三首相は29日夕(日本時間30日朝)、米ニューヨークで、米国のバイデン副大統領と会談した。30日に米アトランタで閣僚会合が始まる環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉について、早期妥結に向け、両国が最大限連携することで一致した。
首相は「TPPを早期に成立させ、世界に前向きなメッセージを出すことが重要だ」と指摘。バイデン氏も「この機会に合意を目指すべきだ」と応じた。
今月成立した安全保障関連法に関し、首相は「日本の平和はより確かなものになる。日米で一層緊密に連携したい」と説明。バイデン氏は「日米同盟強化へ努力を続けていることに感謝する」と評価した。