TPP交渉で激しくぶつかり合った甘利TPP担当相(右)とフロマン米通商代表=1日、米アトランタ(共同)【拡大】
日米最大の対立点だった豚肉の協議で、関税撤廃を強く迫る米国を相手に日本が落としどころを描くという、日本側に大きく流れを引き込んだ協議となった。
《高価格帯にかける4.3%の関税は10年目に撤廃し、低価格帯は1キロ482円の関税を10年目に50円に下げる。輸入量が跳ね上がったときに関税を引き上げる緊急輸入制限(セーフガード)を導入する》
最終決着した豚肉関税の仕組みは「A-Aライン」でつくった流れに沿ったものとなった。(敬称略)
◆これまでのTPP交渉を主導してきたのが、参加国全体の経済規模の約8割を占める日本と米国だった。甘利、フロマン両氏は互いの国益をぶつけ合い、激しく火花を散らしてきた。2人の交渉の舞台裏を振り返る。