朝鮮日報(電子版)は、「現代科学の歴史が100年を超える先進国よりも韓国のように第2次世界大戦以降に建国された中国が自然科学分野の初のノーベル賞を受賞したことの方が驚きだ」と書いた。そして、「中国の成功は経済規模と関係なく、科学者に継続的に投資を行ってきた結果」とも指摘。つまり、第2次大戦以降の建国されたという同じスタートラインに立っていた中国の今回の受賞には言い訳ができないわけだ。
経済だけでなく、自然科学の分野でも、中国は世界で存在感を増している。1990年代の科学論文数は日本の半数以下だったが、2006年には日本を抜き驚異的なペースで増えているという。ひょっとしたら近いうちに中国にノーベル賞ラッシュが訪れるかもしれない。
東アジアの2大国に挟まれる韓国にしてみれば、たまったもんじゃない。だからこそ、日本から学ぼうという姿勢がうかがえるのかもしれない。