取材に答える国境なき記者団のアジア太平洋デスク、ベンジャミン・イシュマイル氏(宮下日出男撮影)【拡大】
国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」のアジア太平洋デスク、ベンジャミン・イシュマイル氏は取材に対し、「報道の自由の原則に従えば、いかなる記事を理由としてもジャーナリストが懲役刑に処せられることはあってはならない」と強調し、裁判官には今月26日に予定されている判決公判で、懲役刑を科さないよう求めた。
加藤前支局長の訴追については、他のジャーナリストに追及を思いとどまらせるための「見せしめのようなものだ」と指摘。「『同じ結果にあうぞ』とのメッセージ」であり、「口封じ」目的がうかがえるとした。
■起訴に「政治的側面」
■韓国の新法「存在してはならない」
この問題では、引用された朝鮮日報のコラムを書いた記者が不問に付された。イシュマイル氏は、うわさへの言及の仕方の違いが影響した可能性があるとする一方、「韓国政府に批判的な産経新聞だったことが一因となったかもしれない」と、起訴の「政治的側面」も指摘した。