【TPPで暮らし変わる】(上)著作権制度見直し アニメ海賊版撲滅、海外商機 (1/4ページ)

2015.11.12 05:00

コスプレファンからは著作権制度見直しを懸念する声も出ていたが、二次創作は取り締まりの対象外になる見通しだ=10月31日、東京都豊島区

コスプレファンからは著作権制度見直しを懸念する声も出ていたが、二次創作は取り締まりの対象外になる見通しだ=10月31日、東京都豊島区【拡大】

 日本を含む12カ国が参加し、5日に協定案の全容が公表された環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)。関税が取り払われれば、暮らしはどのように変わるのだろうか。

 10月31日、東京・池袋で開かれた「池袋ハロウィンコスプレフェス」。目立ったのはお化けや魔女の「仮装」ではなく、漫画やアニメのキャラクターにふんした日本独自の「コスプレ」だった。

 人気ゲーム「モンスターハンター4G」の衣装で参加した都内に住む紅乃さん=仮名=は、TPPで著作権制度が変わることに不安を口にした。「TPPで、この『グレーゾーン』の楽しみはなくなりはしないでしょうか」

 ファン活動のコスプレや漫画などの同人誌は、作品の権利者に許可を取っているわけではない。厳密には著作権侵害に当たる可能性もある。ただ、今は権利者が告訴しないと立件できない「親告罪」で、黙認されているのが現状だ。

 TPPによって著作権侵害は告訴なしに立件できる「非親告罪」になる。このため、コスプレや同人誌といった二次創作も第三者の通報などで罪に問われるのでは-。そんな臆測が、ファンの間で浮上していた。

国内外に氾濫する海賊版の取り締まりを強める狙い

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