【TPPで暮らし変わる】(上)著作権制度見直し アニメ海賊版撲滅、海外商機 (4/4ページ)

2015.11.12 05:00

コスプレファンからは著作権制度見直しを懸念する声も出ていたが、二次創作は取り締まりの対象外になる見通しだ=10月31日、東京都豊島区

コスプレファンからは著作権制度見直しを懸念する声も出ていたが、二次創作は取り締まりの対象外になる見通しだ=10月31日、東京都豊島区【拡大】

 「20年延びることで、将来の世界の文化にどれだけ資することがあるのか」。保護期間の過ぎた文学作品をネットで無料公開する「青空文庫」は10月、延長反対の声明を出した。期間満了が迫っていた三島由紀夫(1970年没)や川端康成(72年没)の作品の公開はTPPで延期される。

 ただ、米国や欧州、韓国など多くの国では既に「70年」を採用。作家で日本文芸家協会副理事長の三田誠広さん(67)は「諸外国でまだ保護されている著作物を、日本ではタダで利用できる。これは恥ずかしいことではないか」と指摘。漫画家の松本零士さん(77)も「作品の権利がより保護されることは、作り手のモチベーションを高める」と歓迎する。

 著作権制度見直しへの期待と不安が交錯する中、TPPが著作物に触れる利用者の意識変革を促しているのは間違いない。

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