堺市議会の議会運営委員会で政務活動費問題に関する質問に答える小林由佳市議【拡大】
小林由佳(よしか)・堺市議(37)の約1千万円にのぼる政務活動費返還問題にからみ、市は18日、政活費として支出した平成24、25年度の携帯電話代について契約状況を確認できなかったとして、新たに約10万8千円を返還請求した。
住民監査請求の監査結果で、市監査委員が、両年度の携帯電話の契約状況が不明として、竹山修身市長に確認するとともに、確認できなければ、返還請求するよう勧告していた。
市は今月17日を期限として関連書類の提出を小林氏に求めていたが、小林氏は両年度ではなく、今年9月分の料金明細書を提出。このため、市は勧告通り、返還請求した。
小林氏は産経新聞の取材に「携帯電話会社から昔の明細書は発行できないと言われた。9月分の明細書には契約期間が書かれている。支払うかどうかは弁護士と検討したい」と説明した。