19日、ニューヨークで演説するクリントン前米国務長官(ロイター)【拡大】
オバマ氏は飛行禁止空域に否定的だが、クリントン氏は掃討作戦の地上での戦況を転換し、シリア内戦の終結に向けた交渉にも有効であると断言。有志連合による空爆の増強、オバマ氏がシリアに最大50人規模で送るとしている特殊部隊の増派なども主張した。
ロシアによるシリアへの軍事介入に関しては、イスラム国よりもシリアのアサド政権に対抗する穏健な反体制派勢力への攻撃に重点を置いているとしながらも、プーチン大統領がフランスのオランド大統領と会談することを挙げてプーチン政権の姿勢が「変化してきている」と指摘。イスラム国掃討作戦やアサド氏の退陣に向けたロシアの役割に期待を示した。