CCRCの住人イメージは、決して“衰えた老人”ではない。「自分らしさ」を見つめ直し、もう一花咲かせたいと思っているアクティブシニアの“夢舞台”といってもよい。地域の人々とも交流しながら、やがてそこで老後を迎えるのである。
高齢者の地方移住に対しては、相変わらず“姥捨て山”批判がなくならないが、CCRCはこうしたイメージとは百八十度異なる。都会暮らしでは味わえない生活を求めるポジティブな中高年向けの受け皿だ。
中高年にとっては、高齢化と人口減少によって一足早く勤労世代の減少が進む地方のほうが再就職先を見つけやすい。都会で身に付けた技術やスキルを、故郷などの職場で生かすのである。