中国メンツつぶし「核実験を見せつけてやる!」 北朝鮮が自信深めた3つの理由 (4/4ページ)

2016.2.8 10:49

平壌で開かれた朝鮮労働党と朝鮮人民軍の拡大会議に出席した金正恩第1書記(中央)。右から4人目が金英哲氏とみられる人物(労働新聞のウェブサイトから)
平壌で開かれた朝鮮労働党と朝鮮人民軍の拡大会議に出席した金正恩第1書記(中央)。右から4人目が金英哲氏とみられる人物(労働新聞のウェブサイトから)【拡大】

 英哲氏は、工作機関の偵察総局長を務め、10年の韓国哨戒艦撃沈や延坪島(ヨンピョンド)砲撃を主導したとされ、韓国当局が「超強硬派」と目する人物だ。金第1書記の暗殺を描いた米映画会社に対して14年にサイバー攻撃を仕掛けたとも指摘されるほか、昨年8月には、南北の軍事的緊張を高めた非武装地帯(DMZ)での地雷設置にも関与したとされる。

 相次ぐ挑発で外交的な亀裂を招いたとして本来、問責されるべき人物が、対外交渉を担う最側近の地位を固めたことになる。

 ミサイル発射通告に対し、北朝鮮を擁護してきたロシア政府でさえ、「近視眼的な行為の代償を考慮すべきだ」と警告した。しかし、親中路線を進めた叔父の張成沢(チャン・ソンテク)氏を処刑し、対話派とされた養建氏も死亡した。その直後の強硬派の重用は、周囲が対話を進言する環境が失われ、金第1書記が強硬路線堅持を宣言したことを意味している。

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