日銀はマイナス金利の導入に際して3つの区分を設けてマイナス金利の適用範囲をミニマムに抑えている。銀行収益が過度に圧迫されることで銀行が貸し渋りに出るなど金融引き締め作用が生じかねないことに配慮したためであろうが、先行きマイナス金利の幅は拡大しかねない。日銀の黒田東彦は3日の講演で、「必要なら量・質・金利の3つの次元で躊躇(ちゅうちょ)なく追加緩和を講じる」と明言している。「先発3事例」と呼ばれるスイスではマイナス0.75%、スウェーデンではマイナス1.1%、デンマークではマイナス0.65%まで引き下げられていると日銀は紹介している。著名な学者の中には、マイナス2%まで引き下げは可能だと示唆する意見もある。