三井住友銀行本店の店頭で普通預金の金利を示す電光掲示=16日午前、東京都千代田区【拡大】
消費や投資にプラス
家計や企業はマイナス金利で大きく得をする-との試算をまとめたSMBC日興証券の牧野潤一氏は「日本経済全体でみれば預金金利の引き下げによる悪影響より、貸出金利の引き下げによる恩恵の方がはるかに大きい。損をするのは日銀だけだ」と新政策を評価する。
「消費や投資にはプラス。(マイナス金利政策の)効果は時間をかけて見守る必要がある」。麻生太郎財務相は16日の閣議後会見でこう語った。
■マイナス金利導入による影響
≪企業≫
預金金利の低下 -746億円
借入金利の低下 2025億円
合 計 1279億円
≪家計≫
預金金利の低下 -357億円
住宅ローン金利の低下 1805億円
消費支出の変化 724億円
合 計 2172億円
≪銀行≫
マイナス金利適用など -700億円
預金金利の低下 1103億円
貸出金利の低下 -3830億円
保有国債の売却益 8781億円
国債売却による運用損 -5270億円
合 計 84億円
≪日銀≫
マイナス金利適用など 700億円
国債償還時の損失 -8781億円
合 計 -8081億円
※SMBC日興証券の試算