17日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は原油高を好感して大幅続伸し、前日比257・42ドル高の1万6453・83ドルで取引を終えた。ハイテク株主体のナスダック総合指数も98・10ポイント高の4534・06と大きく続伸した。
原油増産を目指しているとされるイランの石油相が17日、サウジアラビアなど有力産油国による増産凍結の合意に「支持」を表明したと報じられ、原油先物相場が上昇。将来的な価格安定への期待から石油株を中心に買いが広がった。
午後に公表された1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録が景気の先行き懸念を強調するような内容だったことで、米国の利上げペースがさらに緩やかになるとの思惑も広まり、株価を支援した。(共同)