18日の東京株式市場は反発して始まり、日経平均株価は前日終値比301円72銭高の1万6138円08銭で寄り付いた。前日のニューヨーク株式市場が、原油高を好感して大幅続伸した流れを受け、買いが先行。1万6000円台を回復し、その後、上げ幅は一時400円を超えた。為替は1ドル=114円台前半で取引されている。
このところの株安の大きな要因とされる原油価格の下落に対し、原油増産を目指しているとされるイランの石油相が17日、サウジアラビアなど有力産油国による増産凍結の合意に「支持」を表明したと報じられ、原油先物相場が上昇。これにより、投資家のリスク回避志向が弱まり、相対的に安全な通貨とされる円を売ってドルを買う動きが先行し、為替も1ドル=114円台前半と、円安ドル高で推移している。
円安ドル高を好感し、トヨタ自動車、ホンダなどの輸出関連株が値を上げている。