19日の東京株式市場で日経平均株価は反落。前日終値比の下げ幅が一時200円を超え、2営業日ぶりに1万6千円を割り込んだ。米国市場の株安や外国為替相場で円高が進んでいることが市場心理を冷え込ませている。平均株価の始値は前日終値比146円40銭安の1万6050円40銭。
前日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反落し、前日比40・40ドル安の1万6413・43ドルで取引を終えた。このところの株価上昇で高値警戒感が強まり、ハイテク関連などが売られた。
外国為替市場の円相場が1ドル=113円台前半で推移していることも輸出関連株を中心に日経平均株価の下げ圧力になっている。
世界経済の先行きへの懸念を背景に投資家がリスクを回避する流れが依然として根強い。
18日の日経平均株価は前日のニューヨーク原油先物相場の上昇で国内外の投資家心理が好転して反発、前日比360円44銭高の1万6196円80銭で取引を終えていた。