ソウルの金浦国際空港に駐機する大韓航空機【拡大】
「機内で違法行為をしないよう機長らは事前に警告しなければならない」と定めた航空保安法第23条を根拠したものだというが、乗客を潜在的な犯罪者として扱っているようにも解釈できる内容の放送もあるようだ。
韓国紙、朝鮮日報(電子版)は、冬休みを取って家族と一緒に中国行きの飛行機に乗った50代の韓国人会社員のエピソードを紹介している。
それによると離陸直前、「機内での騒乱や喫煙、暴行、性的羞恥心を誘発する行為、乗務員の業務を妨害する行為、電子機器使用ルール違反は航空保安法に基づき厳しく禁止されています」という放送が韓国語、英語、中国語で流れたという。会社員は「乗客をまるで潜在的な犯罪者として扱っているようだった。
常識以下の行動を取る人がどれほど多ければ、外国語でまであんな放送を流さなければならないのか。苦々しい気分だった」とコメントしている。