中国の減速や原油価格低迷を背景とした新興国経済の停滞で足元の世界経済は牽引(けんいん)役不在の状態。国際通貨基金(IMF)も今月中旬に発表する最新の経済見通しで、世界全体の2016年の成長率を1月時点で見込んだ3.4%から下方修正する方針だ。こうした中、財政余力のあるドイツなどに対して財政出動を求める声が強まる可能性も高そうだ。
為替については、従来通り「通貨の競争的な切り下げを回避する」ことを確認する見込み。最近の円相場は急ピッチで円高ドル安が進んでいるが、主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)を控える日本は通貨競争批判を恐れ、介入を含めた為替問題を言いにくい。