麻生太郎財務相は19日の閣議後の会見で、熊本、大分両県を中心に相次ぐ地震に対応した財政措置について、「まずは平成28年度予算の予備費で対応する」と語った。28年度補正予算案の編成については「いくらかかるという話が全然上がってきていない。まだその段階に至っていない」などと述べるにとどめた。
安倍晋三首相は17日、麻生氏に予備費の投入を指示。18日の衆院環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)特別委員会で、安倍首相は、補正予算案の編成の可能性を問われ「必要な、あらゆる手段を講じていきたい」と前向きな姿勢を示している。