【ニューデリー=岩田智雄】インド西部の商業都市ムンバイを抱えるマハラシュトラ州で、ヒンズー教徒が神聖視する牛の所有を禁じる動物法の改正について一部違憲とする判決が波紋を広げている。
地元メディアによると、食肉処理や肉の所有を禁止する「動物保全法」は、昨年行われた法改正で、従来の雌牛に加え、雄牛の食肉処理が禁止され、あらゆる牛肉の所有が禁じられた。
だが、改正法の条項のうち、牛肉の消費につながる牛肉の所有について、ムンバイ高裁は6日、所有を禁止することは「個人の自由を侵害する」として、違憲との判断を下した。
判決は法改正を推進したモディ首相の与党、インド人民党(BJP)に打撃となった格好だ。