2.6%に激減、太平洋のマグロ「親魚」保護課題に 水産庁「稚魚規制がベスト」及び腰 (3/3ページ)

2016.6.14 06:22

水揚げされたクロマグロ。巻き網漁の漁獲量が増加傾向にある=2015年5月、鳥取県境港市

水揚げされたクロマグロ。巻き網漁の漁獲量が増加傾向にある=2015年5月、鳥取県境港市【拡大】

 だが、水産庁の担当者は「資源回復に与える効果は親魚規制よりも未成魚規制の方が圧倒的に大きく、社会、経済的な影響を勘案したら現行の未成魚規制を続けるのがベストだ」と親魚規制には消極的。「資源は低レベルだが2010年から4年連続で増加傾向にあり、現在の未成魚漁獲規制を続けていれば、24年までの当面の資源回復目標は達成できる」との立場だ。

 日米や韓国などのWCPFC加盟国は8月29日から福岡市で開く委員会で、最新の資源評価に基づいて現行の資源保護策の強化を話し合うことになっており、国際的な議論の動向も注目される。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。