
閣議に臨む安倍晋三首相(中央)ら=12日午前、首相官邸(斎藤良雄撮影)【拡大】
日本経済は、少子化による労働力不足などを背景に、潜在成長率が0・5%未満まで落ち込んでいる。市場では、デフレ脱却を確実にするには、こうした対策に加え「生産性を高めるための抜本的な構造改革も必要だ」(三菱UFJリサーチ&コンサルティングの小林真一郎主席研究員)との声が上がる。
非正規労働者の待遇改善、解雇規制の緩和といった労働市場改革や、農産物の価格競争力を高めるための生産コスト削減など、既得権益層の反発が強い構造改革の推進も課題になる。