具体的には、遅延情報などをバスターミナルで表示するほか、利用者のスマートフォンに通知する。また高速道路の渋滞や交通規制を避け、混雑の少ない一般道路へ迂回(うかい)したり、鉄道などの他の交通機関や別の路線の高速バスに乗り換えたりできるようにする。データから時間帯による渋滞発生などの傾向を把握すれば、運行ダイヤに反映させることも可能だ。
今年度中にデータの収集を始め、データの活用で遅れがどのくらい短縮されるかなど効果を検証する。4年後に迫った東京五輪での活用も見据え、交通規制時の応用についても研究を進める。
国交省によると、ドライバー1人当たりの年間自動車乗車時間は約100時間で、このうち約4割が渋滞によって浪費されており、特に首都圏は交通集中による渋滞ロスが大きい。高速バスは道路状況によって到着時間が変わるため、他の交通機関との乗り継ぎがスムーズにいかず訪日客らの利便性も損なわれている。