日銀のマイナス金利政策と国債の大量購入で市場金利は大幅に低下した。住宅ローンが借りやすくなるメリットは出ているが、15~40年満期の超長期国債利回りまで予想外に下がってしまい、銀行や保険、年金へのダメージは大きくなっている。来年には年80兆円の国債購入を継続できなくなるとの民間試算もある。
検証が追加緩和を伴うか否かについて、日銀幹部は「あるともないとも言えない」と言葉を濁すが、SMBC日興証券の森田長太郎氏は「マイナス金利を深掘りする代わりに、国債購入を柔軟化するのでは」と語る。
日銀内では「マイナス金利の効果が分かってもらえず、あまりにも不評だ」と反省の声も。検証で「市場との対話」を見直し、金融政策の“賛同者”を増やしたい考えもあるようだ。(藤原章裕)