クロマグロの緊急漁獲規制を議論 中西部太平洋まぐろ類が開幕 (1/2ページ)

2016.8.29 21:15

福岡市内のホテルで開かれた中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)の小委員会=29日
福岡市内のホテルで開かれた中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)の小委員会=29日【拡大】

 日本近海を含む北太平洋海域のクロマグロの資源管理について話し合う中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)は29日、福岡市で小委員会を開き、クロマグロの資源枯渇を防ぐために発動する緊急の漁獲規制の議論を始めた。日本は生後1年未満のクロマグロの量が3年続けて低水準だった場合、緊急の漁獲規制を2年間実施することを提案。9月2日まで開く今回の小委員会で内容を固め、年内の正式合意を目指す。

 会議には、中国や韓国、台湾、米国など10カ国・地域が参加した。

 農林水産省の宮原正典顧問ら小委員会の議長団は、「資源を長期的に維持できるよう何らかの一歩を踏めるようにしたい」と述べ、保護強化に意欲を示した。

 日本は規制発動の目安を、1992年と93年に2年連続で非常に低い水準となった約450万匹以下と想定。ただ、2014年は368万匹ですでに提案基準を下回っており、16年まで基準が下回れば緊急ルールが発動される。

 日本が緊急漁獲規制を提案するのは、漁業継続が困難なレベルまで資源量が激減しているためだ。

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