条例を周知させるための大きな看板や垂れ幕を各地に設置したり、取り締まりに当たっては違反者の写真を撮影して当局に報告する“密告ボランティア”の制度を導入したり、3回違反した人は氏名をネットのホームページで公表したり、と当局側も本気度を見せている。
中国疾病予防コントロールセンターがまとめた「2015年中国の成人喫煙調査報告」によると、中国の喫煙率は27・7%(男性52・1%、女性2・7%)。喫煙人口は約3億1600万人で、世界の喫煙人口の3分の1を占める。中国にとって、この数字はあまり気にならないかもしれないが、「中国人の喫煙マナーはひどい」が世界の共通認識になっていることについては、頭の痛い話だ。
マナー教育が行き渡っていないのが根本原因なのだが、近年の中国の罰則強化の動きは、教育の充実よりも罰則強化で強権的にルールを守らせよう、ということのようだ。