
中国・杭州での20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせ、ロシアのプーチン大統領はサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン副皇太子と会談し、原油価格の安定に向けて意見を交換した=9月4日(AP)【拡大】
産油国が原油生産量などを話し合う石油輸出国機構(OPEC)の非公式会合が28日、アルジェリアで開かれる。原油相場の頭打ち傾向が続くなか、「増産凍結」で合意できるかが課題だが、各国とも凍結に伴い市場シェアが下がることへの警戒感が強く、凍結の期待は高まらない。生産目標を再設定できないまま失敗した6月の定時総会に続き、今回も合意は見送りとなる公算が大きい。
夏場以降、ニューヨークの原油先物相場は1バレル=50ドルの手前で足踏みが続く。相場が上向けば世界最大の産油国となった米国のシェールオイルの生産が増え、シェア低下につながるとの懸念から、OPECの盟主サウジアラビアなどが増産を続けており、供給過剰感が払拭されないのが原因だ。
OPEC加盟国内は、1月の欧米による経済制裁解除後に増産姿勢を強めるイランと、凍結に加わるよう求めるサウジとの対立で足並みが乱れたままだ。増産傾向を強め、OPECの8月の生産量は日量3323万バレルと過去最高の水準が続いている。
非公式会合はアルジェリアで開かれる国際エネルギーフォーラムに合わせて開催される。フォーラムには原油生産で世界2位のロシアなどOPEC非加盟国も参加、非公式会合にも加わる見通しだ。