トランプ氏の発言で「選挙中の話は気にしない」と麻生財務相 外為乱高下「1日5円は異常」

 麻生太郎財務相は11日の閣議後の記者会見で、米大統領選で勝利した共和党のドナルド・トランプ氏が法人税の大幅引き下げなどを公約に掲げたことに対し、「選挙中に言った話はあまり気にすることでもない」と述べ、新政権の政策動向を注視する考えを示した。

 麻生氏は、大統領選後のトランプ氏の発言について「きちんとしたものになってきて選挙が終わったんだなと思った」と述べ、「テレビで罵り合っている話とは少し違ってきた状況にある」とも語った。

 トランプ氏は法人税率を現行の35%(連邦税)から15%に引き下げると主張。ただ財務省幹部は、「誰もそんなに法人税を下げることができるとは思っていない」とみている。

 また、米大統領選を巡りドル円相場が乱高下したことについては「1、2日で5円も動くのは異常。乱高下が少なく安定している状態が一番。緊張感を持ってみていかないといけない」として警戒感を示した。

 米連邦準備制度理事会(FRB)が模索する12月の追加利上げには、「米国景気が良くなってくると土地の値段が上がるので、金利を上げて抑えようとする動きは十分ありうる」と分析。ただ新興国の資本流出なども懸念され「ハンドリングが難しくなるだろう」と話した。