4年目の「官製春闘」に警戒感強める経営者 中小賃上げも焦点に (2/2ページ)

 賃上げを継続する意向を示した経団連の榊原定征会長も、基本給を一律に引き上げるベースアップ(ベア)については、「先行きが不透明な中で重い存在になる。こちらから(企業に)強く要請する状況ではない」と打ち明ける。会員企業にはボーナスを含めた年収ベースでの賃上げを求めていく考えを示した形だ。

 一方、過去3年の賃上げは大企業が実施の中心で、中小企業や非正規労働者の賃上げは課題となったままだ。国内消費の低迷などで中小企業の賃上げは進んでおらず、大手と中小の賃金格差が問題視されている。