米IT4強「GAFA」寡占に危機感、ビッグデータ活用法案が成立へ (2/2ページ)


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 法案は、官民が持つビッグデータを集約し、だれでも自由に使える「オープンデータ」とする内容。実現すれば、サーバーに蓄積された旅行者の動態を自治体が分析して観光ルートを開発したり、車の走行情報を解析して災害時の支援物資輸送を迅速化したりできる。民間企業による新たな商品やサービスの開発も期待される。

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 《ビッグデータ》 パソコンやスマートフォンから発信され、サーバーに蓄積された大量の情報。明確な定義があるわけではないが、解析すれば人々の関心や動向が把握できるため、商品開発への応用も進んでいる。