オバマ氏、北朝鮮のミサイル発射実験妨害へサイバー攻撃強化を指示 ICBMの完成遅らせた? それとも… 米紙報道

2017.3.5 13:15

北朝鮮の労働新聞が2月13日に掲載した、新型の地対地中長距離弾道ミサイル「北極星2」の発射実験の写真(共同)
北朝鮮の労働新聞が2月13日に掲載した、新型の地対地中長距離弾道ミサイル「北極星2」の発射実験の写真(共同)【拡大】

  • オバマ前米大統領(ロイター=共同)

 【ニューヨーク=上塚真由】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は4日、オバマ前大統領が約3年前に、北朝鮮のミサイル発射実験を妨害するため、同国へのサイバー・電子攻撃を強化するよう国務省に指示していたと報じた。

 同紙によると、オバマ氏は2014年初めに、従来のミサイル防衛システムでは米国本土を守りきれないと判断し、サイバー攻撃の拡大を決定した。その結果、北朝鮮のミサイル発射の失敗事例が相次ぎ、米本土に到達する核弾頭搭載可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM)の完成を数年遅らせることに成功したと分析する専門家もいた。

 だが、その後、北朝鮮がミサイル発射を成功させるようになると、製造上のミスや北朝鮮内部の不満が原因との見方も強まり、サイバー攻撃の効果をめぐる意見は専門家の間でも割れているとされる。

 同紙は、「米国は依然、北朝鮮の核・ミサイル開発に効果的に対抗する能力を持ち合わせていない」と強調。北朝鮮の核・ミサイル開発について、「その脅威は、多くの専門家が考えるよりもはるかに強靱で、トランプ大統領がどう立ち向かうかが喫緊の課題」と指摘している。 

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