
和装振興議員連盟のメンバーとして和服で国会に登院した豊田真由子衆院議員=平成26年1月24日(酒巻俊介撮影)【拡大】
千葉県船橋市で学習塾を経営する家庭に育った豊田氏は、中高一貫女子校の名門・桜蔭中・高から東大法学部を経て厚生労働省のキャリア官僚となった。永田町でいう「ピカピカの履歴書」をひっさげて平成24年衆院選に落下傘候補として挑み、初当選した。東大在学中には民放のクイズ番組に出演したこともあり、上昇志向と自己顕示欲は強かったようだ。国土交通省に勤める夫とは2人の子供がおり、公私ともうらやむばかりのスーパーエリートだ。
自民党若手になかなか出番が回ってこない国会質問では、「人は誰しも幸せになる権利がございます」「たくさんの思いやりや優しさが、わが国にとっての大きな希望の光が広がっていくことを切にお願いいたしたい」「働く側の方を幸せにしていくことが、これからの日本の社会保障の一つの重要なポイントであると考えております」と、ここぞとばかりに穏やかな表情で高邁な理想を語っていた。
子供の教育をめぐっては「人間関係が複雑化する中で、いじめや不登校などの深刻な問題も出てきております」といじめ問題を取り上げていた。よくもまぁ、ここまで見事に自分のことを棚に上げたものだ、と言わざるを得まい。
先輩への気配りも欠かさなかった。ある元秘書によると、毎年バレンタインデーになると300個ほどのチョコレートを購入し、臨時アルバイトを雇って台車で先輩や同僚の事務所に配り歩かせた。自民、公明両党のほぼ全議員の誕生日を記録し、誕生日に贈り物をしたこともあるという。