
和装振興議員連盟のメンバーとして和服で国会に登院した豊田真由子衆院議員=平成26年1月24日(酒巻俊介撮影)【拡大】
豊田事務所の元事務局長は「子供のときから頭がよかったから、勘違いしたんじゃないか」と、豊田氏の行状の原因を推測した一方で、「あんなに仕事を熱心にする人はいないよ」と仕事面では高評価だ。しかし民間に再就職した自民党議員の元秘書は「果たしてそうなのか」と首をかしげ、続けた。
「町村信孝元衆院議長の意向で、医療系の議員連盟を立ち上げる計画があり、厚労省出身の豊田氏と、看護連盟出身でベテランの女性元議員に声をかけた。しかし、元議員から『豊田が挨拶しない。無視をする。一緒にはできない』とクレームが入り、議連は頓挫した。その後、私は豊田事務所に誘われたが、断った」
官僚が得手とするはずの根回しもしなかったのだろうか。
自民党の危機感は薄かった。河村建夫元官房長官は22日、豊田氏について「かわいそうだ。男性の衆院議員なら、あんなのはいっぱいいる。気持ちは分かる」と擁護し、後にフェイスブックで撤回している。
豊田氏が所属する細田派会長の細田博之総務会長は27日の記者会見で「いろんな事情がある」と豊田氏をかばった。細田氏は、豊田氏による説明として「(秘書の運転する自動車が)高速道路をひとつ早く出て(豊田氏が)怒ったら逆に入った。『人の命を何だと思っているんだ』と、やりとりが始まっている」と述べた。だからといって、殴っていい理由にはなるまい。