【マネー講座】《投信を知る》(4)〈世界株式投資のカギ〉グローバル分散投資の重要性 (3/5ページ)

分散投資でパフォーマンスの向上も期待できる

 分散投資の効果として期待できるのは収益の安定化だけではありません。資産と国・地域の分散をうまく組み合わせることで、相対的に安定性を高めつつ、パフォーマンスの向上が期待できます。

 図で確認しましょう。これは1994年12月末~2017年8月末までの3つのシミュレーションによるパフォーマンス推移を表しています。この期間に日本株だけを保有していた場合には、100であったものが143.3となっています。これに日本債券を加えて半々で保有した場合は170.3となりました。資産を分散することでパフォーマンスが向上しているのがわかります。

 次に海外資産に注目してみましょう。低成長の日本と比べて海外の成長率は相対的に高いため、海外株式も魅力的なパフォーマンスが期待できます。

 前述のポートフォリオに先進国の株式、債券を加えた4資産ポートフォリオでは287.0、これに新興国2資産を加えると374.1となります。このように国、地域、そして資産を分散することでパフォーマンスが大きく改善しています。

 しかしながら、パフォーマンスの改善が期待できる一方で、海外資産への投資は為替リスクをともなうことから、その分、リスク水準が高まる点には注意が必要です。

テーマ型ファンドの問題点