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一方、わが国ではアメリカザリガニによる水生生態系の破壊に手を焼いている。
環境省も先頃、「アメリカザリガニが野外に逃げ出し、各地で増えてしまったことにより、貴重なトンボ類や地域固有の水生昆虫、水草などが被害を受け、激減したり絶滅したりしています」と注意喚起を呼びかけたところである。
アメリカザリガニは名前の通り、米国原産の外来生物だ。日本には1927年5月に船便で27匹が横浜港に上陸した。中国への移入は、1930年代のことらしい。
原産地の米国でもアメリカザリガニは、食用に供されている。南部では、素揚げがビールのつまみの定番なのだ。だが、日本では約90年の生息歴がありながら、長らく食の対象外に置かれてきた。
頭が大きくて可食部が少ないことが一因だろうが、日本ではまったくの不人気なのだ。本格的な食材利用の実績はない。
アメリカザリガニは、日本列島で増える一方だ。
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こうした状況に、水産学者も参加するNPO法人「シナイモツゴ郷(さと)の会」(事務局・宮城県大崎市)が反応した。