
塀が倒壊した高槻市立寿栄小学校=18日午前10時50分、大阪府高槻市(沢野貴信撮影)【拡大】
人が集まる駅舎もある。大阪北部地震では、阪急茨木市駅(大阪府茨木市)のホームの天井に設置された看板が落下。東日本の際は、JR仙台駅の新幹線ホームの天井板が300メートルにわたって落下した。
鉄道事業者は国土交通省の省令などに基づいて点検しており、阪急電鉄広報部によると、看板が3年に1回、天井は年1回の外観目視、広告は3年周期だ。
JR東日本では、2年に1回行う検査の際に非構造部材も行い、さびや腐食、ビスの緩みなどを目視、触診などで実施しているという。天井以外は国への報告義務はない。検査記録が「国交省の保安監査時に確認を受けている」(広報部)のもどうか。国は事業者が作成した記録をチェックする受け身の立場。対応は十分といえない。
非構造部材は、建物に必ず存在する。点検には所有者の高い意識が、行政には本体優先、天井優先、所有者任せという固定概念に縛られず、報告制度の見直しなど一層の強化が求められている。