【経済インサイド】観光地のトイレ、4割が和式 国が洋式化に力を入れる隠れた理由 (3/3ページ)

きれいな「渋谷ヒカリエShinQs」のトイレ(東急百貨店提供)
きれいな「渋谷ヒカリエShinQs」のトイレ(東急百貨店提供)【拡大】

  • パステルカラーの明るい内装が施された男子トイレ=京王百貨店新宿店
  • 国の補助金を活用し、洋式化された岐阜県飛?市の飛?古川駅前観光案内所のトイレ(飛?市提供)
  • 洋式化される前の岐阜県飛?市の飛?古川駅前観光案内所の和式トイレ(飛?市提供)

 しかし、トイレの洋式化であれば、地元の工務店やリフォーム業者が請け負うことになる。国費を地域を支える中小企業にむけて直接“流す”ことに繋がり、経済対策が及ぶ範囲が自然に広がるというわけだ。

 東京都内でリフォーム業を営む男性(41)も「トイレの改修は他の工事に比べても利益率が高く、国が助成してくれるのはありがたい」と歓迎。助成金があることで営業もかけやすくなるといい、「トイレの工事をきっかけに、それ以外の新たな仕事の受注にもつなげたい」と語った。

 とはいえ、便座に触れたくない人を中心に和式トイレに一定の需要があるのも事実。トイレの洋式化は、訪日外国人旅行者の満足度向上と経済対策という「一石二鳥」の効果をあげられるか-。(蕎麦谷里志)