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史上最長公演で外貨獲得を目論む北朝鮮 狙いは9割を占める中国人観光客 (3/4ページ)

 会談実施で中国人訪朝者が急増か

 現在、北朝鮮を訪れる外国人の9割ほどは中国人で、昨年は推定10万人前後が観光客として訪れたと見られる。この10万人にはパスポートなしで往来できる中朝国境近くの特別エリアは含まない。

 先日発表された「ヘンリー&パートナーズ」(英国)のパスポートの自由度ランキングによると、中国のパスポートは70の国と地域へビザなしで行けるとなっているが、アライバルビザ(現地到着後に取得する必要があるビザ)も含まれるため、現実的にビザなしで入国できる国は少なく、アジアだと北朝鮮とインドネシアくらいとなる(ちなみに日本は190の国と地域で2年連続世界1位)。

 北朝鮮を訪れる中国人は、2016年ごろからの中朝関係の悪化で減少していたが、18年3月に金正恩委員長の初となる外遊で中朝首脳会談が行われたあたりからV字回復を遂げて中国人訪朝者は急増している。

 必ずマスゲームを観覧しなければならない

 今年のマスゲームがこれまでと違うのは異例のロングラン公演だけではない。マスゲーム開催期間中に平壌を訪れた外国人は必ずマスゲームを観覧しなければならなくなった。マスゲームは本来「オプション」なので、観覧を希望しないという選択肢もあったのだが、今年は全員観覧となった。これが意味するところとして、中国人から人民元をさらに吸い上げたいという北朝鮮の狙いが透けて見える。

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