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ラベルのないペットボトル飲料が増えているのには理由があった (2/2ページ)

SankeiBiz編集部
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ごみ分別時のストレス第2位に「ラベルはがし」

 日本コカ・コーラが今年4月、全国の20~50代の男女400人を対象に実施した意識調査によると、コロナ禍の外出自粛前に比べ、ごみの分別のストレスが増えたかとの質問では、72.0%が「増えている」と回答。ごみの分別でストレスに感じることの2位は「ペットボトルのラベルはがし」(22.5%)だった。ペットボトルのラベルをはがすことにストレスを感じていた人は多かったようで、ごみの分別時にラベルをはがす手間がかからないラベルレス商品の需要が大きいことがうかがえる。

 資源有効利用促進法の省令が一部改正されたことで、これまでペットボトルのラベルに記載していた原材料名などの表示を外装の段ボール箱に一括表示できるようになり、完全ラベルレス化が実現。100%リサイクルペットボトルを採用し、環境負荷の少ない「い・ろ・は・す 天然水 ラベルレス」が今年4月に発売された。同社によると、エコのイメージのある「い・ろ・は・す」のブランド価値もあり、ネット通販向けのラベルレス商品は昨年から企画されていたが、今年は巣ごもり需要も追い風となり、新規の顧客開拓につながったようだ。

 日本コカ・コーラの広報担当者は「今年の1~6月に『い・ろ・は・す 天然水 ラベルレス』が純増で売り上げに乗っかりました。ラベルレスに対する消費者のニーズが高いと確認できました」と語る。その後、ラベルレス商品は主力ブランドの「綾鷹」「爽健美茶」「カナダドライ ザ・タンサン・ストロング」にも拡大。売り上げを伸ばしているという。

 大手メーカーで初めて2018年にラベルレス飲料を発売したアサヒ飲料は、これまでにお茶の「十六茶」や乳酸菌飲料「守る働く乳酸菌」など計6ブランドのラベルレス商品をインターネット通販で展開。アサヒグループホールディングスによると、今年1~10月のラベルレス商品の販売実績は約180万箱(前年比約2.1倍)で、すでに年間目標の150万箱を大きく上回るペースで好調に推移しているという。

 今年4月には、リサイクルマークを直接ボトルに刻印した完全ラベルレスの「アサヒ おいしい水」天然水を発売した。原材料表示などは段ボール箱に記載しているため、ペットボトルに表示する必要はないが、「アレルギーをお持ちのお客さまや原材料が気になるお客さまのために」(同社)、アレルギー表示や原材料を記したタックシールを取り付けた商品もある。

 同社広報部門の担当者は「ラベルをなくすことで廃棄物を減らせると考え、環境に配慮した商品だが、ラベルをはがせる手間を省けると好評をいただいている」と、環境に配慮したラベルレス飲料のさらなる需要拡大に期待を寄せていた。

SankeiBiz編集部
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