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注文殺到で出荷停止に アサヒビール「生ジョッキ缶」 技術の“融合”が生んだ一品だった (2/2ページ)

SankeiBiz編集部
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 切り口が隠される「ダブルセーフティー蓋」

 アサヒビール独自の「自己発泡」技術によって、ビールジョッキに注いだような豊かな泡を家庭でも手軽に再現できた意義は大きい。柔らかな口当たりを楽しめ、見た目も香りも、“本物”に近づく。

 蓋を開けたときに切り口で手や口を切ってしまうのでは、との懸念は、切り口が隠される「ダブルセーフティー蓋」という構造を採用したことで解消された。高価格帯の食品缶詰などではすでに採用されている技術だが、飲料缶での採用は「生ジョッキ缶」が初めてだという。「自己発泡」と「ダブルセーフティー蓋」という2つの技術が融合したことでフルオープン缶の商品化にこぎつけたというわけだ。

 実はこの商品、通常の350ミリリットル缶でも内容量はやや少ない340ミリリットル。これは泡が立つことを考慮したためだという。コンビニ店頭価格は219円前後。 

 新型コロナウイルス感染拡大と飲食店の営業時間短縮などを受け、業務用ビールの消費では厳しい状況が続く。それだけに、“家飲み”に革新をもたらす「生ジョッキ缶」への同社の期待は大きい。担当者は「生ジョッキ缶のモコモコした泡と、お店で飲むような楽しさをご自宅でも味わっていただければ」と話している。

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